複数ポジション準備 広島菊池「絶対二塁というのはない」
――WBC公式球は滑る? 対策は?
「多少滑るなと思いましたけど、自主トレで使ってもう慣れました」
――チームの話をすると、昨年は2番打者ながら最多安打のタイトル。今季は首位打者を目指す?
「最多安打はうれしかったし、自信になりました。ただ、打順が2番なら、バント、エンドラン、右打ちとか、まずはサインプレーをキッチリやること。それが最優先です。14年は打率がリーグ2位だったんですが、翌年は成績が落ちた。隔年というか、2年連続で打ったことがないので、今年が大事。2番なのでまずはチームへの献身。首位打者とかあまり考えていません」
――広島ではリーグV2を果たし、昨年届かなかった日本一への挑戦がある。
「黒田さんがいなくなって、戦力的にも精神的にもポッカリ穴があいたのは確か。でも、その前の年もマエケンさん(前田=ドジャース)が抜けてそう言われましたから。あまり気にし過ぎるのは良くない。黒田さんが抜けたから負けた、ダメになったと言われるのは、しんどいし、悔しいですからね。昨年以上に打線が援護したい」