25年目のJリーグいよいよ開幕 六川亨氏が優勝争いを占う
オフに積極的な大型補強を行ったのが、リーグ初優勝を狙っているFC東京だ。川崎Fから点取り屋FW大久保、名古屋から快足FW永井、鳥栖の長身GK林、オランダからレフティーSBの太田、FCソウルのファンタジスタMF高萩と日本代表経験者5人を一挙に獲得。スタメン11人が元日本代表、元五輪代表と豪華な顔ぶれとなった。
2月の宮崎キャンプを取材したが、篠田監督はプレマッチで大久保を1トップとトップ下で、高萩をボランチとトップ下でテスト。攻撃のバリエーション増にトライしていた。昨シーズン15ゴールの大久保は「10点台の得点王は格好悪い。20点は取りたい」と強気の目標を設定する。25日の開幕戦では敵地で王者・鹿島と激突する。過去の鹿島での対戦成績は1勝4分け11敗と分が悪い。まずは鬼門を突破し、スタートダッシュといきたいところ。
(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨)