日本のコースではNG? M・ウィー“大胆露出ウエア”の波紋
ただ、かつて女子プロがウエアメーカーのTシャツ姿でプレーし、テレビ中継の最中に、試合会場に一般視聴者から苦情の電話が多数寄せられたことがある。同様のトラブルも十分に考えられるわけだ。
「トーナメント規定の中には選手の心得があり、第10項は“服装、髪型、化粧に気をつけて、女性ゴルファーらしい身だしなみを心得なければいけない”とあります。第11項にはこれまでジーンズ、迷彩柄ウエア、カーゴパンツやポケットが膨らむパンツが着用禁止になってきました。ウィーのようにあれだけ肌の露出があれば、今後審議することになるかもしれません」(前出の広報)
もちろんトーナメントにコースを貸している、ドレスコードに厳しいゴルフ場ならメンバーも苦々しい思いをするはずだ。
「ウィーのようなウエアは、名門と呼ばれるゴルフ場では、受付やスタート前に服装を変えて欲しいと注意されるでしょう。ただナイキはクラブとボール販売から撤退して、ウエアとシューズに特化しており、若い世代にカッコよさやファッショナブルさを情報発信するには、ウィーのタンクトップは効果的だったと思います。アパレルメーカーとしては話題になってニンマリしているでしょう」(ゴルフライターの嶋崎平人氏)
欧米では女性ゴルファーの割合が3割といわれている。日本でも女子プロの華やかなウエアに憧れてゴルフを始めるケースが増えているが、それでも女性は全体の1割と少ない。
日本女子ツアーのプロたちがどう対応するのか見ものだ。