お立ち台でも緊張感なし 中田翔はまるで漫画「あぶさん」
1-1で迎えた三回2死一、二塁の場面では、3試合連続本塁打となる3ランを左翼スタンドに放り込み、試合の流れを引き寄せた。ソフトバンクに所属するオランダの先発・バンデンハークとは、昨季8打数1安打の打率.125(通算18打数4安打の.222)。ここでも「シーズン中から対戦打率が悪かったんで、割り切ってホームランだけを狙った。気持ち良かったです」とらしさ全開、チャンスを広げるなどと殊勝な気持ちはいっさい持たず、スライダーをフルスイングした。
お立ち台の最後、4時間46分のロングゲームを念頭に、「もう時間も遅いので、みなさん、気を付けて帰って下さい」と笑わせた中田。この日もどこかで、うまい酒を飲んだに違いない。