OP戦最下位の巨人 陽&山口にもう漂う“不良債権”の気配
■カミネロはいい意味で誤算
補強組で唯一評判がいいのが最速164キロ右腕のカミネロだ。実戦6試合で無失点、無四球を継続中。守護神の最有力候補に浮上している。昨季のセーブ王の沢村が右肩痛で離脱したため、この助っ人は解体危機にある勝利の方程式の救世主的存在になりつつある。
「確かにカミネロはいい意味での誤算としても、その外国人枠がそもそも誤算です。オープン戦のチーム打率は.202と相変わらずの貧打。陽が間に合わないなら、外国人野手で4枠中『2』を使うのが由伸監督の理想だったはず。それが、昨季の開幕4番ギャレットは不振で二軍落ち。基本態勢はマイコラス、マシソン、カミネロの投手3、野手はマギーの1になりそうですからね。チャンスのはずの外野の岡本、重信の若手も打率2割前後と失速。大補強したのに、外野が2つも空いているなんて、何のための補強だったのか」(球界関係者)
巨人は20日、31日と4月1日の中日戦(東京ドーム)の開幕カードのパブリックビューイングを、台湾・台北市内で実施すると発表した。とはいえ、主役の陽は不在の可能性が高い。台湾のファンもどっちらけである。