スカウトの間でも話題に 早実・清宮は進学かプロ入りか
「本人は最終的にプロを選ぶと思いますよ。というのも、進学するメリットがほとんどないからです。学歴? 確かにそれも大事だが、『野球で食っていく』と決めたならば不要だし、むしろ邪魔になりかねない。いまから引退後の生活やケガによる不慮の事故に備えるなんてのは、野球で食っていくうえでマイナスにしかならない。甘えにつながるだけだし、そもそも清宮もお父さんも、そんな保険をかける性格ではないでしょう」
さらに「重要なのは清宮のメジャー志向がどれくらい強いか」だという。本人はかねて「将来の夢はメジャー」と公言しているからだ。
「メジャー志向が本当に強いのであれば、なおさら進学せずにプロ入りするでしょう。いくら清宮に実力があろうと、プロを経ずにメジャーに挑戦するのはリスクが大きい。家族のサポートも必要になる。それこそ日本ハムの大谷でさえ断念したくらいです。となれば、プロ入団後にポスティングというのが現実的。問題はポスティングを認めない巨人などに入団した場合です。海外FA権を取得するのに必要な年数は9年。大卒なら最短でも31歳ですが、高卒なら27歳と20代で海を渡れますからね」(前出のスカウト)
最終的に早大側の事情より、本人のメジャー志向が上回ってプロ入りするというのだが。