本塁打連発 中日・ゲレーロに名伯楽が太鼓判「欠点なし」
「キューバの怪人」のバットが止まらない。
19日、中日の新外国人ゲレーロ(30)が、楽天との練習試合で先制適時打と3ランの2打数2安打4打点。キャンプ中の練習試合4試合は、10打数6安打3本塁打9打点と打ちまくっている。
「毎日、少しずついい感覚になっている。自分でもビックリするくらい結果が出ているけど、日本のシステムに慣れたことがうれしい。選球眼もいい? ストライクとボールの区別をつけられるということは、相手にとっても攻め方が難しくなるんじゃないかな」とは試合後の本人だ。
もっとも、投手も本調子になっていないこの時期の活躍は、マユツバでもある。ゲレーロは本物か、それとも仕上がり前の投手をカモにしているだけか。
西武時代に中村や栗山を育てた土井正博打撃コーチは、「いやいや、これだけ本塁打を打てるんだから、能力はずばぬけています。今のところ、欠点が見つからない。選球眼もいいので、体が前に突っ込まない。怖いのは故障だけ。故障さえなければ、相当な成績を残しますよ」とこう続ける。