WBCで疲弊か…ハム中田翔が不振と故障でもがく胸中語る
■「嫌なものは嫌」
WBCをもって退任した小久保監督の後釜、つまり20年東京五輪の野球代表監督についても聞くと、こう言っていた。
「そこは難しいですね。まだ先のことだし、自分が選ばれるかわからないし、自分が選ばれても出るかどうかもわからない」
と、前置きしつつ、
「まあ、代表ってあれだけのメンバーが集まっているわけだから、みんなそれなりの考え方を持っているだろうし、みんなそれぞれの調整方法を持っているだろうし。だから、そういうのをしっかり理解した上でまとめてくれる人がいたら、という感じですね」
中田は先のWBCで「小久保さんだから絶対にやってやろうと思っている」と気持ちを高ぶらせていた。
「選手に対して小さな気遣いがあったり、俺はそういうのを感じられたから、やっぱり小久保さんを監督として喜ばせてあげたい、ついていきたいと思った。人間として好きになりましたし。そういうのがあったから、手首だったり腰だったり不安はあったけれどもWBCに行った。代表は各チームの主力が集まる。実際、いざ集まってみるとどうなるかわからない。僕らも人間だから嫌なものは嫌だし、嫌なものにすべて従いなさいというのは難しいですからね」