5連勝で首位快走も 虎ファン“半信半疑”にこれだけの理由
■好調リリーフ殺す先発陣
リーグ2位のチーム防御率2・75を誇る投手陣についても、福間氏は「不安がある」と言う。
「今、チームの快進撃を支えているのは強固なブルペン陣です。桑原、マテオ、ドリスの3枚が安定し、岩崎、高橋、藤川、松田というリリーフ陣はリーグ屈指と言っていい。野手がリーグワーストの30失策を犯しているのに、よく踏ん張っています。しかし、それに比べて先発陣が物足りない。安定しているのは4勝のメッセンジャー、1勝2敗ながら全32イニングで2四球の秋山くらい。藤浪は3勝しているが相変わらず四球が多く、投げてみないとわからない部分がある。岩貞、青柳も去年ほどの状態ではない。相手から研究もされている。これから夏場にかけて、ただでさえリリーフ投手は疲労が蓄積してくる。先発陣がなるべく長いイニングを投げる試合をつくっていかないと、反動が出る恐れもあります」
勢いはいつまでも続くものではない。スゴイ、スゴイと持ち上げるばかりのスポーツ紙をうのみにしていたら、ファンは痛い目にあう。