金本監督もベンチに蹴り 虎ペナント制覇への“致命的欠陥”

公開日: 更新日:

 伊藤隼が凡退した直後、金本監督はベンチを蹴り上げて怒りをあらわにしていたが、阪神打線は続く六回にも、好機をフイにした。1死一塁から2番の上本が右飛に倒れた場面だ。カウント3―2となり、ベンチは一塁走者の高山にスタートを切らせた。ランエンドヒットの形だ。当然、上本の最低限の仕事はゴロを打つことなのに、簡単に打ち上げた。

「七回1死一塁では、途中出場の糸原が犠打に失敗し、併殺でチャンスを潰しました。終盤まで0-0の1点勝負という展開。しぶとく1点を取りにいくという、接戦をモノにする戦い方がこの日の阪神にはできていなかった。ポイントゲッターである3番の糸井が28打数無安打と当たりが止まっている。いずれ復調するでしょうが、中軸打者が不振に陥るということは当然、今後もあり得ること。結局、この日は4安打。常にしぶとく、粘っこく1点を取りにいくという意識がペナントレースを制覇するためには必要です」(橋本氏)

 5月6日から首位をキープする阪神だが、2位広島との差は0.5。こういう野球をやっていたら、12年ぶりの優勝も逃げていく。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった