15番痛恨ダブルボギーで予選落ち 宮里藍に見えた力の限界

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「難しいコンディションの中でベストを尽くしたが、ついていないシーンが多かった。いいストロークをしてもカップに入れることができずグリーン上で苦戦した。重いグリーンに対応できずに予選を通過することができなかった」(宮里)

■父親入院のアクシデントも

 今週は会場入りして火曜日のプロアマ戦で帯同する父親がコースで突然倒れて救急車で病院に担ぎ込まれるというトラブルもあり、少なからず動揺があった。だが、予選落ちはゴルフの衰えに他ならない。昔のようなハツラツとしたエネルギーも藍からは消えている。

 引退会見ではパッティングで手が動かなくなるイップスだったことを告白している。いいストロークだろうと、重いグリーンだろうと手がスムーズに動かなければチャンスのパットを決めることはできない。すでにメジャーで戦えるだけの力はない。2日間で11バーディーを奪った23歳の鈴木愛が「バーディーを取ることができれば上に行くチャンスがある」と言えば、野村敏京(24)は「風はあるが、グリーンが硬くないので明日も攻めていく」と、2人とも通算4アンダー21位タイにつけている。

 その他、日本勢は4アンダー上原彩子(33)、2アンダー西山ゆかり(35)、1アンダー川岸史果(22)が決勝進出。4オーバー堀琴音(21)は予選落ち。

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