DeNA日本シリーズ連敗で聞こえてくるNPBの“不安と安堵”

公開日: 更新日:

「1998年の日本一以来、19年ぶりに日本シリーズに進出したDeNAの“資格”の問題だ。セのCSは下克上で大いに盛り上がったものの、DeNAはレギュラーシーズンでは、優勝した広島に14.5ゲームの大差をつけられての3位。すでに『143試合を戦って雌雄を決するシーズンの重みがなくなる』という議論が再燃している。DeNAが日本一にでもなれば日本シリーズの価値という問題に発展し、CSの是非から廃止論まで出てくる可能性がある。NPBはこれを懸念しているだろうからね」(前出の球界OB)

 2007年のCS導入後、シーズン優勝球団以外が日本一になった例は2度ある。07年にシーズン2位だった中日、10年に3位だったロッテが下克上を果たしたが、中日は優勝した巨人に1.5ゲーム差、ロッテもリーグ覇者のソフトバンクに2.5という僅差だった。10ゲーム以上も離されたDeNAの場合は、状況が大きく異なるのは確かだ。

 王者ソフトバンクの連勝に、NPBは胸をなで下ろしているに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も