評価アップのG小林 正捕手確保の条件はバットより頑丈さ

公開日: 更新日:

 9日にゴールデン・グラブ賞を初受賞した巨人小林誠司捕手(28)が秋季キャンプ中の宮崎で株を上げている。10日は村田ヘッド兼バッテリーコーチと捕手の練習に臨んだが、首脳陣が評価しているのは「頑丈さ」だという。

 小林と来季の正捕手争いをしていたライバルの宇佐見(24)が6日に左手首を痛めて離脱。選出されていた「アジアプロ野球チャンピオンシップ」の日本代表も辞退することになった。

「3月に小林がWBCに出場している間も、宇佐見はオープン戦でアピール。それが、開幕直前に右手首を痛め、右手有鉤骨骨折に伴う骨片摘出術を受けて出遅れるはめになった。一方の小林は2年連続打率最下位の打撃をとやかく言われるが、16年に左肩に死球を受けて一時離脱した時もすぐに復帰。129試合に出場して規定打席に到達するなど、大きな故障もなく、肩と体の強さが評価されています」(チーム関係者)

 巨人OBの高橋善正氏(評論家)も「捕手は肩の強さと後ろにそらさないキャッチングが大事。小林は肩が強いし、捕逸が少ない(今季138試合で2)。少々打てなくても小林を育てて欲しいですね。捕手は守備さえしっかりしていれば、打撃は二の次。村田ヘッドは2割5分とハッパをかけているようだが、2割3分でもいいくらいです」と指摘する。

 打てる捕手の宇佐見と打力の弱い小林を競わせるのが秋のキャンプ最大のテーマだったが、それ以前の問題で小林がリードしているというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…