バド元代表が“代弁” アスリートが抱える東京五輪への焦り

公開日: 更新日:

 28日、バドミントン元日本代表の池田信太郎(37)が「WANGAN ACTIONスポーツアカデミー」で子供たちを指導した。北京五輪に続いて出場したロンドンでは、潮田玲子(34)との「イケシオ」コンビで話題に。現在、東京五輪組織委員会でアスリート委員を務める池田は、インフラの環境整備や飲食戦略に携わっている。

 2020年が迫る中、カヌー選手がライバルの飲み物に禁止薬物を混入する事件が発生。東京五輪出場に固執した末の卑劣な行動だった。競技は違えど、アスリートが抱える五輪へのプレッシャーとはいかなるものか。

「20年はアスリートなら誰しも、出場自体が今後の人生にどれだけの影響を及ぼすのか分かっていて、そこから来る焦りや危機感を持っていると思う。でも、社会的価値がなくなってしまうのに、そこまでやらないといけない理由は分からない」

 バドミントン界の不祥事といえば、16年4月に起きた田児賢一や桃田賢斗の闇カジノ事件がある。このとき、本人はもとより、周囲にも責任があると感じたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…