ヒラ降格で“モギリ出直し”も 貴乃花親方の気になる今後
■「いい経験、勉強」
某親方はこう話す。
「ある横綱経験者の親方は昔、『モギリは恥ずかしかったけど、いい経験、勉強になった』と話していた。貴乃花親方は人気も知名度もバツグン。それに、あの笑顔ですよ。理事候補選直前から、やたらニコニコしているでしょ。仏頂面で木戸に座っていたらファンも嫌がるけど、今の貴乃花親方ならファンサービスにうってつけではないか」
貴乃花親方は大阪場所担当部長を務めていた12、13年に吉本新喜劇に出演し、直後に開催される本場所をアピールしたこともあった。
「モギリ、つまり木戸番はその場所中に警備担当になった親方に当番が割り当てられる。人数は場所ごとの警備状況によって変わりますが、大体、引退してから若い順に20人が場内警備、21人目からがモギリとなる。横綱、大関であっても特に免除ということはない。過去には北の湖前理事長も、木戸番をやっています」(相撲協会広報部)
貴乃花親方には、ぜひモギリをさせるべきだし、本人にとってもいい経験になるに違いない。