本橋麻里もチクリ 奮闘カー娘をスポイルするTV局の悪ノリ

公開日: 更新日:

 司令塔の藤沢のルックスが、韓国でも「清純な美貌」と賛辞を贈られ、「現地のポータルサイトの検索上位10傑にランクインした!」などと、競技とはなんの関係もない話を垂れ流しているのだ。

 スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏がこう言う。

「テレビは競技とは無関係のささいな話題を誇大、拡大、誇張して視聴者の関心を引きつける、それ以外はなにも考えていません。期間中に選手をタレント化し、五輪が終わればバラエティー番組などに引っ張り出す。視聴率のために利用するだけ利用して、役目が終わればポイ捨て。今からそんな選手の姿が目に浮かびます。テレビはその繰り返しで、結果的に競技や選手をスポイルするのです」

 20日付の日刊スポーツには、日本女子の精神的支柱、本橋麻里(31)の「もぐもぐタイムもいいですが、試合も気にしてくださいね」とのコメントが載っていたが、まったくその通りだ。

「平昌でつくられた熱気が、そのまま東京五輪への期待となって2020年に突入していく。テレビに利用されるアスリートが、今度は国家の威信の道具として利用されると考えると、陰鬱な気分になります。選手も競技者としての誇り、自尊心をしっかり持って、利用される側から脱しなくてはいけません」(前出の谷口氏)

 テレビの罪は重い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動