恩師告発の代償 女子レスリング伊調馨は国内に居場所なし

公開日: 更新日:

「仮に伊調の主張が認められ、栄氏に何らかの処分が下されたとする。それでも栄氏の影響力はすぐにはなくならないし、隠然たる力は持つ。日本女子レスリングを世界トップに育てた手腕は現実としてあるからです。今回の騒動が収まり、伊調が現役続行を決断して東京五輪を目指したとしても、全日本チームでは針のむしろ。女子日本代表はOGも含め栄氏が監督を務める至学館大の教え子が大半を占めている。彼女たちの恩師への信頼はまったく変わっていませんからね」(レスリング関係者)

 同大学によれば、報道が過熱していることもあって、栄氏の心身が衰弱しきっているだけではなく、同校のレスリング選手はもとより、一般の学生までSNSなどで非難されているという。

「2年後に迫った東京五輪に向けて日夜、ハードな練習をこなしている同校の日本代表選手にとって、吉田と並ぶ偉大な先輩といえども、今や伊調をトラブルメーカーという目で見ているのが現実です。同じ階級の選手は目の色を変えて伊調潰しに来るでしょう」(前出の関係者)

■閉ざされる国内指導者の道

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった