親方衆の怒りは爆発寸前 貴乃花に「親方辞めてくれ」の声
当然、協会も納得するわけがない。「急用の際はファクスで」と電話にすら出ない貴乃花親方の要望通り、12日夜、八角理事長(元横綱北勝海)の名前で「役員待遇委員で指導普及部副部長なのだから、職責をまっとうすべき。貴ノ岩は本場所に出場しているので、医師との連絡は役員室からでもできる」という趣旨のファクスを送信している。
その反応が、冒頭のホームページによる言い訳だ。
ある親方は「現役時代は凄い相撲取りだと尊敬していたのですが……」と、こう続ける。
「今の貴乃花親方は情けない限り。信念を貫くために3月場所を全休するならまだわかる。それなのに、ちょっと責められるとつまらない言い訳で逃げ、結局、会場には来るんでしょ? これじゃあワガママな子供と一緒ですよ」
この日(13日)は、貴乃花親方が内閣府の公益認定等委員会に提出した告発状について、梶山内閣府特命担当相が9日に受理したと公表。会見では「内容をよく精査した上で調査をする」と話した。
しかし、その協会を告発した側がこの体たらくでは、説得力は皆無。度重なるルール無視、職場放棄に、「いるだけで迷惑を振りまく。もう解雇した方がいいんじゃないか」と話す親方は1人や2人ではない。できれば自分から辞めてほしいが、それができないならクビにすべきというのは、いまや一門内も含め協会内の親方衆の総意だという。