同志いないと借りてきた猫…貴乃花親方“説明能力”に限界

公開日: 更新日:

 来場してから帰るまで、わずか10分。貴ノ岩の相撲すら見なかった。

 貴乃花親方は協会に送ったファクスや部屋のホームページの中で、「貴ノ岩の容体が心配なので、医師と連絡を取り合う必要がある。会場に常時滞在は難しい」とつづっていた。

■「別に」「特に」

 そんなに弟子が心配なら一緒に付いてくればいいものを、自分は京都の宿舎から動かず。ようやく会場に来たのに弟子の相撲を一顧だにしないのだから、言行不一致も甚だしい。つまるところ、弟子うんぬんは「職場放棄」の言い訳としか思えないのだ。

 内閣府に告発状を提出して以降、貴乃花親方が協会に顔を出したのはこの日が初めて。「いったい、どの面下げて来るつもりか?」との親方衆の冷ややか、というか好奇の目にさらされる中、久々の出勤とはいえ、「平成の大横綱」が告発状まで出して相撲協会にケンカを売っているのだ。ひとりで堂々とやって来るならともかく、角界とは無縁の「お供」と一緒というんじゃ、あまりに情けないではないか。

 貴乃花親方は何をするにも「連れ」であり「同志」が必要だ。北の湖理事長が亡くなった後、八角理事長との跡目争いの際には「裏金顧問」こと小林慶彦元顧問や宗像紀夫元外部理事らが「同志」だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭