入院中に6キロ減 清宮1軍デビューはゴールデンウィークか
顔が小さくなっていた。
25日、限局性腹膜炎で入院していた清宮幸太郎(18)が二軍施設の千葉・鎌ケ谷で練習を再開。約2週間の入院中に6キロも“激ヤセ”してしまったという清宮は、体幹トレーニングや素振りをする程度の軽めのメニューをこなし、「情けなかった。まずはちゃんと野球ができる体に戻していかないといけない段階。それを踏み外さないように一歩一歩やっていきたい」と話した。
今のところは実戦復帰はおろか、本格的な打撃練習再開のメドすら立っていない。どれくらいのリハビリ期間が必要で、一軍デビューはいつ頃になりそうか。
「あくまで一般論ですが、食事と運動の制限があったなかで、筋肉が落ちているはずです」
こう話すのは、日米球団でトレーナーやフィジカルディレクターを務めた、フィジカルコーディネーターの栗田聡氏(理学療法士)だ。
「これからは筋力と内臓の両方を『リハビリ』する必要があると考えられます。筋力強化はもちろん、内臓系の病気ですから消化機能を元に戻す必要もあるでしょう。普通の食事ができるようになったとはいえ、消化不良にも気をつけないといけません。胃腸の機能が低下し、肝臓や腎臓に負担がかかると、体がだるくなったり微熱が出たりといった症状が出ることもあります。一般人よりもスポーツ選手は基礎体力が高いものの、順調にいっても8割の状態に戻すまでに約2週間、完全復調には3週間くらいはかかるかもしれません」