年寄降格の貴乃花親方 前日つるし上げ年寄総会の一部始終
だが、謝罪はしても、説明は一切なし。壊れたテープレコーダーのごとく、「すいません」と繰り返した。
二所ノ関一門の代表者として質問を行った高田川親方(元関脇安芸乃島)が言う。
「質問に対する答えがないんですよ。何を聞いても、返答は『すいません』『申し訳ありません』『心を入れ替えます』の3つくらいしかなかった。そもそも貴乃花親方は契約解除に値することを、6つも7つもしているんです。7回クビになっていてもおかしくないんです。まあ、それだけ(違反行為を)やれば、(自分が何をやったかも)忘れちゃうでしょ(苦笑い)。ある親方は『すべて私が悪い、と言ったところで、口だけでは信用できない。(誓約書など)何か形に残るものを……』と話していました」
■八角理事長は「仕事ぶりを見て」
貴乃花親方は会見で報道陣から「告発状取り下げということは、自分の考えが間違っていたということか」と突っ込まれたが、これにも「これから微力ながら協会の一員として……」と訳の分からない返答で話をそらす始末。反省は口だけ、という親方衆の受け取り方もあながち的外れとは思えないのだ。