年寄降格の貴乃花親方 前日つるし上げ年寄総会の一部始終
「本日、弁護士の先生が、内閣府に出した告発状の取り下げ状を提出しました」と言ったという。
総会に出席した親方衆の話を総合すると、彼らが何よりアタマにきているのは、この告発状に関してらしい。提出のタイミングは、3月場所直前の年寄総会を欠席したその日。まさに「本場所潰し」だと受け取られても仕方がない。だからこそ貴乃花親方は、先んじて取り下げ状の存在を明かすことで、予防線を張ったのかもしれない。
総会ではまず6つの一門の代表者が質問。その後は親方たちによる個別質問という形式だった。
「3月場所ではなぜ、無断欠勤をしたのか」
「告発状を提出した理由は」
「弟子が付け人を殴ったと聞いたとき、どう思ったか」
「日馬富士暴行事件では、協会発表と違うことをテレビなどで言っていたが、どちらが正しいのか」
などと、抱いていた疑問を次々にぶつける親方衆。怒声が飛び交う中、貴乃花親方は神妙な表情で、「すいません」と平謝りだったという。