賭博騒動後に生活改善 桃田が手に入れたポパイ並みの肉体
バドミントンの国・地域別対抗戦の男子トマス杯で4年ぶりの表彰台(準優勝)に立った日本代表が28日に凱旋。
決勝で中国に敗れて2大会ぶりの優勝は逃したが、シングルスのエースである桃田賢斗(23)が、予選から6戦全勝をマーク。違法賭博行為でリオ五輪代表から外れるなど、一時は戦列を離れたが、国際試合での完全復活をアピールした。
資格停止処分を受けた約1年間は、技術向上とともに肉体改造に着手。それまで熱心ではなかった筋トレや走り込みで汗を流した。
食生活の改善に取り組み、大の苦手だった野菜も積極的に取るようになった。中でも好んで食べているのは、ホウレンソウ。栄養士から、ホウレンソウに含まれる鉄分が持久力向上につながるとすすめられ、味付けを変えて毎日のように食べている。
走り込みの成果もあり、昨年3月に戦列復帰してからは、持久力のある東南アジアの選手と対戦してもスタミナ切れすることはなくなったという。桃田は違法賭博と引き換えに、ポパイのような強靱な肉体を手に入れた。