世界バドで初の金も…桃田賢斗はライバル勢から“丸裸”に
リオ五輪前よりも確実にレベルアップした桃田は世界のライバルから徹底的にマークされるからだ。2020年東京五輪でのメダル獲得を目指す各国の強豪は「打倒桃田」を掲げ、今後の国際大会では専属のスコアラーを派遣し、試合映像とともに戦術、プレーの癖などを、それこそ血眼になって分析するのは必至だ。
もちろん、日本代表のスタッフも相手の分析に余念がないとはいえ、東京五輪までに各国のライバル陣営から桃田は丸裸にされかねないのだ。
桃田も当然、自覚しているのだろう。「次に対戦したら研究される。もっとレベルアップしたい」と話したが、相手を上回るプレーを展開しない限り、ライバルに足をすくわれる可能性もある。
女子ダブルスは初出場の永原和可那、松本麻佑(ともに22)組が前回準優勝の福島由紀(25)、広田彩花(24)組との同門対決を制して、日本勢で41年ぶりの世界一に上り詰めた。男子ダブルスの園田啓悟、嘉村健士(ともに28)組が中国ペアに0―2で敗れ、銀メダルに終わった。