カネと欲望がうごめく甲子園 ネット裏“怪情報”<下>
ある学校が甲子園で何回か勝ったのは、1年生の活躍によるところが大きかった。
この1年生は地元のボーイズリーグ出身。この学校の監督によれば、「本来なら、県外の高校に進学してもおかしくない選手。何しろ、ボーイズ時代は全国の強豪、少なく見積もっても20校くらいから誘われたほど」という。
中でも熱心に口説いたのは、甲子園常連校である明徳義塾(高知)の馬淵監督だったそうだ。
明徳といえば昨夏まで8年連続甲子園出場。甲子園に出る確率は今の高校よりはるかに高いが、それでも地元に残った理由について監督がこう説明した。
「わたしは以前から彼の祖父と知り合いでね。それに彼のお母さんはウチのバレー部出身。そうした縁もあって、何とか彼を口説き落とすことができたのです。やはり県内の子が来てくれるとうれしいですよ」