日本とは雲泥の差…見るも無残な米女子ツアーの不人気ぶり
「1995年からプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得した米国人はステーシー・ルイス(2度)だけで韓国勢が圧倒的に強い。それで米国人には女子ツアーへの関心が低いのです。当然、視聴率も低く、今年の女子メジャーANAインスピレーション最終日のゴルフチャンネル視聴者数は43万7000人。その翌週に行われたマスターズ最終日は平均1300万人、ピークの時間帯では1680万人と男女メジャー大会の数字を比べても注目度は雲泥の差なのです。通常の女子大会は20万人もいかないだろうというのがもっぱらです」
地元でプロのゴルフ大会が行われていると、「見に行こうか」と会場に足を運ぶ人もいるが、優勝争いが韓国人選手になるとすぐに帰ってしまうそうだ。そうなると米国内ではスポンサーがつかない。
「だから、今季スケジュールの全34試合中、米国外での開催が14試合もあるのです。LPGAは海外でのスポンサー探しに必死です。また試合中継のほとんどがケーブルテレビなのですが、ライブ中継が少ない。それも人気低迷に拍車をかけているようです」(前出の吉川氏)
畑岡が日本女子オープンで2016年、17年と連覇した時は最終日に1万人を超えるギャラリーを引き連れた。それが米ツアーでは観客パラパラでは、モチベーションも上がらないか。