体操・宮川がコーチのパワハラを否定 処分に不服申し立て
体操の速見佑斗コーチ(34)が、世界選手権女子代表候補の宮川紗江選手(18)に暴行したとして、日本体操協会から無期限の登録抹消処分を受けた事件。なんと宮川選手本人が21日、代理人弁護士を通じて同コーチのパワハラを否定する直筆文書を発表した。
宮川選手は8年間、同コーチと共にオリンピック金メダルを目標に頑張ってきたとしたうえで、「暴力は良くないことだとはわかっていますが、私は速見コーチに対して、パワハラされたと感じていませんし、今回のことも訴えたりしていません」と弁護。そして同コーチの無期限の登録抹消という処分を不服として、8月20日に東京地裁に仮処分の申し立てを行ったとしている。
さらに今回の処分執行のプロセスには「不自然さ」があり、「第三者による何らかの意図が働いていたと推認せざるを得ません」と批判している。宮川選手は同コーチの懲戒処分にショックを受けており、体操はおろか日常生活も普段通り過ごせない状態だという。