デレックは父親譲りの強肩で…スーパーDNAの注目2世たち
メジャーリーグでは「殿堂入り」レベルの大選手を父に持つ「スーパーDNA」の2世選手が注目を集めるようになった。
その先駆けとなったのは大捕手イバン・ロドリゲスを父に持つジャイアンツの右腕デレック・ロドリゲスである。
デレックは今年5月末に25歳11カ月でメジャーデビュー。その後はローテ入りして先発した試合の約8割がクオリティースタート(QS=6回以上を自責点3以内)という目を見張る活躍を見せた。今季後半は事実上の「右のエース」として機能していた。
デレックは高卒でプロ入り後、メジャーデビューまで実質8年かかっているが、出世が遅れたのは3年目まではマイナーで外野手としてプレーしていたからだ。4年目にピッチャーに転向したのは、打撃がお粗末で外野手では出世の見込みがなかったことに加え、父から「強肩」のスーパーDNAを受け継いでいるため、時速154キロのボールを投げることができたからだ。
ブルージェイズはスーパーDNAを受け継いだサラブレッド3人組をチームの中軸に据えた強豪復活をもくろんでいる。