大坂なおみ「二重国籍問題」は来季のモチベーションになる
テニスは男女ともに最終局面、年間トップ8によるツアーファイナルに火花を散らしている。
男子ATPはツアー2大会を残し、錦織圭は今季ランキングの10位につけて8番目の椅子に滑り込みをかけているが、女子は既にシンガポールで開幕、現在世界4位の大坂なおみが伊達公子、杉山愛に次ぎ日本勢3人目の出場を果たした。
女子のツアーファイナルは賞金総額700万ドル。シングルスの優勝賞金は185万ドル(約2億円)で、全勝ならボーナス、出場料を合わせて計2億8000万円が転がり込む皮算用のビッグイベントだ。最年少の大坂なおみの、他の7人との対戦成績は4勝11敗だが、パワーと勢いはピカイチだけに本命視する声も出ていた。
先に来日した際、テレビ局から「祝杯を挙げましたか」という質問を投げられ、大坂は驚いた表情でこう答えた。
「ノー、私はお酒飲まないよ。まだハタチよ」
日本と違って米国で飲酒が認められるのは21歳から。今月16日に晴れて21歳になったところで、改めて気になるのが二重国籍問題だ。