飛距離も遜色なし SB柳田は33歳になってもメジャーで通用
日本のプロ野球で成績の良い選手が、メジャーでも成功するとは限らない。メジャー投手独特のタメのないフォームに対応できているか、日本の統一球と比べて重く、飛距離の落ちるメジャー公認球をどれだけ遠くに飛ばせるか……そういったことをチェックするのに日米野球は格好の機会なのだ。
日本にいるスカウトの評価が比較的高いのは柳田だ。メジャーの投手を苦にしないし、打球の飛距離はメジャーリーガーと遜色ないという。終盤にきてバットが湿ったのは、投手がインコースを厳しく攻め始めたからだろう。
ネックは年齢か。昨オフ、3年契約を結び、メジャー挑戦するのはおそらく海外FA権を取得した33歳だという。野手のピークが35歳というのはメジャーの定説でもある。
同僚に言わせると、スイングが大きい点は多少気になっても、あと2年間、今年同様のパフォーマンスを維持していれば、33歳でも十分通用するそうだ。
山田はメジャーの投手にタイミングが合わずに差し込まれるシーンが多かったという。菊池は守備だけならきょうにでも連れて帰りたいが、打撃がもうひとつとか。2人に関しては今後の成長に期待したいと話していた。