阪神4位・斎藤友貴哉 脱サラした父は居酒屋で月商100万円
野球の申し子だ。斎藤友貴哉(23=投手、ホンダ)の父・雄一さん(53)は山形の東根工高(村山産業高に統合)の野球部でショートを守り、母・千架子さん(53)も山形城北高のソフトボール部でセカンドだった。
中学時代はソフトボール部だった雄一さんが野球を始めたのは高校から。就職後も10年ほど会社の軟式チームで野球を続けた。
千架子さんは子どものころからバレーボールやバスケットボールなど球技が好きだった。3歳上の姉の友香理さん(26)も、高校のソフトボール部でショートを務め、県大会で上位に食い込んだこともある。
斎藤はそんな両親のもとに1995年1月15日、第2子として生まれた。身長55センチ、体重3600グラムの大きな赤ん坊だった。
千架子さんは斎藤が野球を始める直前の小学2年から1年ほど、水泳を習わせた。野球をやる前に基礎を身に付けて欲しかったからだ。
そして、今や184センチ、91キロとなった体づくりもサポートした。自宅通いだった山形中央高時代、野球部の方針もあって2年生のころから毎晩、米3合を食べさせ、朝はご飯とおかずがいっぱい詰まった大きな弁当箱を持たせた。