森保Jは実力上位のチームとの対戦でアグレッシブさを発揮
アジアカップ準々決勝までのイランの戦いぶりを見ていると、森保ジャパンに勝機を見いだすことは難しかった。
しかし、結果は日本の3―0の完勝となった。前半を0―0で折り返したのが大きかった。
両チームを比較した場合、攻撃パターンと質はイランの方が上だった。
前半22分のイランの決定機には、つい「やられた!」と声が出た。
■難敵イランに完勝
GK権田のミスからイランにボールが渡り、エースFWアズムンが左サイドを突破し、至近距離から右足シュート。権田が左足で阻んでボールはゴール枠外に飛んでいったが、これがもし決まっていたら、日本にとって極めて厳しい試合展開になっていただろう。
イラン選手は後半11分に失点し、大きなショックを受けた。アジアカップで5試合連続無失点と鉄壁の守備陣が、MF南野がPA内で倒れたプレーを「シミュレーションだ!」と主審に抗議。その隙にクロスを放り込まれ、FW大迫にヘディングシュートを叩き込まれた。ミスからの失点は精神的ダメージを招き、終盤には一部イラン選手がラフプレーを仕掛け、ピッチ上が混乱した。非常に残念な光景だった。