戦力外のDeNAに再入団 古村徹が語る合格の秘訣と反骨心
――5年ぶりに復帰したチームの印象は?
「25歳でも中堅の立ち位置。年下も増えて、一年一年が勝負という気持ちが強くなりました。自分にハッパをかけないと、どこか慢心する部分が出てしまうので、一年どころか一日一日が勝負だと思ってやりたい。正直、高卒18歳でプロに入った当時は慢心があった」
――一度、戦力外を通告された球団に、今度はテストで合格の判を押され、複雑ではなかったか。
「正直言って、そういうのはありました。そこ(戦力外)から覆るというか、認めてもらったと言うには早いけど、それに近い感覚でした」
――普通なら、えっ?となりますが。
「そうですよね。横浜(DeNA)でダメと言われたときも、反骨心というか他の球団に入って『見とけよ』という気持ちでやってきた。それが結果的に同じ球団だっただけ。次こそ見返すという気持ちはもちろん、プレーして恩返しがしたいですね」
(聞き手=中西悠子/日刊ゲンダイ)