日ハム輝星デビューは交流戦 清宮離脱が開幕二軍の決定打
と、日本ハムOBがこう続ける。
■故障した先発と入れ替え
「まずはキャンプ、オープン戦を通じてアマチュア時代のベストな状態に戻すことが優先され、その上でシーズンを通して活躍できる体ができたことを確認してから昇格させているのです。順調な選手で、一軍昇格は開幕から2カ月後くらいになる。ちょうど開幕ローテーションに入っている投手に疲れや故障が出てくる時期と重なり、彼らと入れ替えで一軍昇格するパターンが多い」
栗山監督はキャンプで吉田のブルペン投球を見るなり、開幕から起用したいと腰を浮かせたという。
フロントも含めた周囲に今から焦って決める必要はないとなだめられた上、キャンプ終盤の2月22日には吉田が右肘の張りを訴え、予定されていたシート打撃登板をキャンセルした。
それもあって調整が遅れたばかりか、5日には2年目の清宮(19)が右手有鉤骨骨折で骨片を除去する手術を受けた。今季の飛躍を期待される若手が試合に出られるようになるまで全治3カ月と診断されたことは、今後の吉田の育成方針に少なからず影響を与えたようだ。