選手嫌う球団は? 平成最後の甲子園ネット裏「怪情報」<2>
「もともと監督として甲子園実績があり、退任後はあちこちと渡り歩いている。これまで何人もの高校生のプロ入りに携わっています。今回は西の方の学校に出入りしていると聞きました」とはさるマスコミ関係者だ。
■注目投手の早々敗退にスカウト陣は安堵
投手の球数制限が話題になっている昨今。今大会はエースひとりが獅子奮迅の働きでチームを勝利に導くといったパターンは激減した。出場校の多くが継投策を用いたことに、胸をなで下ろしたのがネット裏のスカウトたちだ。
「特にプロ注目の投手のいる学校が早々と姿を消したのは救いです」と在京球団のスカウトがこう言った。
「津田学園の前、石岡一の岩本、春日部共栄の村田、履正社の清水は初戦敗退。星稜の奥川、広陵の河野、札幌大谷の西原にしても2回戦敗退。春先のこの時期に何百球も投げれば、肩肘への負担も大きいからね。ドラフトで指名したものの、プロ入りした時点で肩肘を壊していて使い物にならない投手も結構います」