最下位広島の起爆剤期待 ドラ1小園早期一軍デビューの条件
王者が迷路に迷い込んでいる。
広島は11日のヤクルト戦も敗れ、マツダスタジアムで2015年6月以来となる3年ぶりの同一カード3連敗となった。先発した岡田が1回3分の0を6四球の大乱調で6失点KO。二回に4連続四球となる押し出し四球を与えた際には、スタジアムのファンからヤジが飛んだ。緒方監督は「今のままでは投げさせられない」と岡田の二軍降格を即断した。
ふがいない試合は前日10日のヤクルト戦から続く。延長十回に1イニング12失点。延長イニングの失点では史上最多のヒドさで敗れていた。リーグV3を果たした王者ながら、開幕4カード12試合で3勝9敗の借金6。最下位に沈む中、球団内では早くもこんな声が上がっているという。さる球団関係者が言う。
「一にも二にも崩壊している投手陣の立て直しが急務だが、打線も援護できていない。今年は勝敗を度外視して若い投手や(鈴木)誠也世代の野間、西川、さらにもっと若い世代を育成すべきではないかという声がある。現在二軍で奮闘中の新人の待望論もあります」