最下位広島の起爆剤期待 ドラ1小園早期一軍デビューの条件

公開日: 更新日:

 王者が迷路に迷い込んでいる。

 広島は11日のヤクルト戦も敗れ、マツダスタジアムで2015年6月以来となる3年ぶりの同一カード3連敗となった。先発した岡田が1回3分の0を6四球の大乱調で6失点KO。二回に4連続四球となる押し出し四球を与えた際には、スタジアムのファンからヤジが飛んだ。緒方監督は「今のままでは投げさせられない」と岡田の二軍降格を即断した。

 ふがいない試合は前日10日のヤクルト戦から続く。延長十回に1イニング12失点。延長イニングの失点では史上最多のヒドさで敗れていた。リーグV3を果たした王者ながら、開幕4カード12試合で3勝9敗の借金6。最下位に沈む中、球団内では早くもこんな声が上がっているという。さる球団関係者が言う。

「一にも二にも崩壊している投手陣の立て直しが急務だが、打線も援護できていない。今年は勝敗を度外視して若い投手や(鈴木)誠也世代の野間、西川、さらにもっと若い世代を育成すべきではないかという声がある。現在二軍で奮闘中の新人の待望論もあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…