巨人菅野“一発病”悪化は勤続疲労 OB投手が強制休養を勧告
「原因は間違いなく勤続疲労。私がコーチなら強制的に休養させる」
元巨人投手コーチの高橋善正氏がこう言った。昨夜(15日)の阪神戦に先発して自己最悪の10失点、4本もの本塁打を浴びて六回途中にKOされた巨人・菅野智之(29)の投球を見て、「下半身に全く粘りがない。ちょっと深刻な状態ですよ」と言うのである。
実際、ここまでリーグトップタイの5勝を挙げてはいるものの、原監督が気を揉む「一発病」は治癒するどころか、悪化している。この日は初回の1死一塁でいきなり糸井にスライダーを右翼席へ運ばれると、自らの適時打で1点差に迫った直後の五回に今度は福留に右越えソロを被弾。続く六回には先頭のルーキー木浪にカーブを右翼席中段まで飛ばされ、4番の大山には低めの147キロを左翼スタンド2階席の上部にぶち当てられた。
■傷口を広げる原采配
先月25日のヤクルト戦で1試合3本塁打を浴びた際にはチーム内に「まさか……」と衝撃が走ったが、こうなるともう「まさか」ではなくなる。今季13被本塁打は12球団ワーストである。