巨人菅野“一発病”悪化は勤続疲労 OB投手が強制休養を勧告
「福留に浴びた本塁打は146キロの高めの直球系で、本来の菅野なら空振りとなるコース。それをものの見事に捉えられてしまった。下半身が粘れず、踏み出した左足が早く突っ張ってしまう。体重が左足に乗らないから必然的に球離れが早くなり、球威もキレもないボールが高めに浮いてしまうのです。これでは変化球も効きません」(前出の高橋氏)
菅野は昨季、自身初にして12球団で唯一の200イニング超えとなる202投球回をマーク。10完投、8完封を記録して投じた球数は3129球に達した。
「下半身に粘りがないのはその影響だと思う。そんな菅野を原監督はこの日、二回までに5失点されながら、六回途中まで引っ張り、127球も投げさせた。これでは、次の登板にも間違いなく影響する。今の菅野に必要なのは休息です。最低でもローテーションを1回飛ばし、登板間隔を空けてやるなどの配慮をしてやらないと、菅野の復調は厳しいとみます」
と、高橋氏は指摘するのだが、試合後の原監督は「本人も少し頭の中は正常じゃないでしょうね。体のほうは元気ということで、そこはいいけど……」と言った。菅野の今後が心配だ。