ヤクルト15連敗で風雲急…早くも聞こえる“ポスト小川”候補
「ゴールデンウイークの12連戦を終えた直後からの大型連敗。12連戦中は主力の青木や山田哲らが体調やコンディション不良でスタメンを外れる試合もあったが、何とか乗り切った。それによって選手の間で張りつめていた糸が切れてしまったのかもしれない。今のヤクルトは、レギュラーの高齢化が進み、若手の底上げが急務。昨季は青木が加入したことが大きくプラスに作用したが、目立ったケガ人がいない中での15連敗です。二軍を含めて選手層の薄さが解消されていない状況では、誰が監督をやっても難しいかじ取りを強いられますよ」
とはいえ、監督は勝敗の責任を負う立場だ。小川監督は14連敗した直後に選手を集めて緊急ミーティングを行い、「勝敗の責任は俺にある。みんなでこういう状況を打破しなければいけない」と檄を飛ばした。この日の試合前には「とにかく執念を出してやるしかない」と話していたが、温厚なヤクルトファンからも、「辞めろ!」という厳しい声が飛び交い始めた。
■球場までのルートを何度も変更
小川監督は連敗中、運気を変えようと球場までのルートを何度も変えたという。普段は通り過ぎる交差点を曲がってみたりもしたそうだ。試合前の囲み取材では報道陣と、視聴するのが日課となっている朝ドラの話題に花を咲かせることもあるが、「最近はそういう話も出なくなったね」とポツリと漏らしたこともある。