ヤクルト15連敗で風雲急…早くも聞こえる“ポスト小川”候補
「小川監督は2年連続最下位の時も若手育成のために任期を務め上げた。志半ばで自分から辞めるとは言わない人ですよ」
と、球団関係者は頭を振るのだが、前出の放送関係者は、「小川さんは10年、高田監督が借金19を抱えて途中休養した際、ヘッドコーチから代行監督に昇格した。当時の高田監督が苦悩する姿を間近で見ている。これが責任の取り方として途中休養の引き金になるかもしれない。まして今回はリーグワーストに迫る大型連敗ですから」と言う。
■「実績を作った意味では外様も」
それだけに球団周辺では早くも、次期監督の名前がチラホラ聞かれ始めている。
「有力候補は宮本ヘッドと高津二軍監督です。もし小川監督が休養した場合は、他の一軍コーチ陣のことを考慮しても、宮本ヘッドがそのまま引き継ぐのが自然の流れになるでしょう。宮本ヘッドは、小川監督が自身の後継者候補として招聘した。キャンプから選手を鍛え上げ、厳しく管理するところは管理しながら、選手の意識改革に取り組んでいる。就任3年目となる高津二軍監督は、14年から3年間の一軍コーチ経験があり、二軍では選手が気分よくプレーできる環境作りを心掛けています」(別のOB)