ヤクルト15連敗で風雲急…早くも聞こえる“ポスト小川”候補

公開日: 更新日:

 接戦には持ち込んだが、あと1点が遠かった。

 ヤクルト小川淳司監督(61)は、最後の打者となった奥村が二ゴロに倒れたのを見届けると、重い足取りでベンチ裏へと歩みを進めた。

「終盤の失点が痛かった。終盤に追い上げたので失点が残念。明日につなげるしかない」

 報道陣に囲まれた指揮官は力なく話すと、そのまま会見を切り上げた。

 5月31日のDeNA戦に2―3で敗れ、49年ぶりの15連敗。リーグワーストまであと1に迫った。月間20敗は球団ワーストで、借金は2ケタの10に突入した。

 やまない雨はないという。だが、5月12日の巨人戦から20日間も勝利から見放されれば、そんな言葉もむなしく響く。

「結果がすべてのこの世界、神頼みなんて言っちゃいけないけれど、もう祈るしかないよね」

 あるコーチは、こう言って苦笑いを浮かべた。あらゆる手を尽くしても、長く暗いトンネルの出口が見えない。さるヤクルトOBがこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…