なでしこミス連発 女子W杯初戦は格下アルゼンチンとドロー
■岩渕に感じたゴールの予感
唯一の光明が、後半12分に交代出場したFW岩渕だ。病み上がりで万全のコンディションとは言えないが、アグレッシブなプレーで相手ゴール前に侵入し、出場した選手の中でただ一人、ゴールの予感を漂わせていた。
「なでしこジャパンは世界ランク20位のスコットランド、3位で優勝候補のイングランドとの対戦が待っている。アルゼンチン戦と同じパフォーマンスしかできなかった場合、なでしこジャパンの前途は非常に危ういものとなる。今後は、どんな戦いをすべきか? 違いを見せたFW岩渕をスタメンで使いたい。4(DF)―2(セントラルMF)―3(攻撃的MF)―1(トップ)の布陣に変更。<3>の左にFW岩渕を入れ、トップ下にMF長谷川、右にMF中島を配して1トップと連動しながらゴールを目指したい。なでしこは残り2試合、ゴールを決めて勝ちに行かないといけない。攻守の連動性を保ちながら積極果敢な攻撃サッカーで展開してもらいたい」(前出の鈴木氏)
なでしこジャパンの2戦目の相手は、初戦でイングランドに1―2で惜敗したスコットランド。
日本時間14日午後10時キックオフである。