日ハム輝星ついに一軍初先発 二軍関係者20人の激励と期待
先日、一軍登録された福田俊(星槎道都大)は、「先輩にちゃんと挨拶しろよ」と言葉をかけ、一軍帯同時に必要な持ち物をレクチャーした。
大先輩である実松一成育成コーチ兼捕手は「思い切ってやってこい」と声をかけると、ちゃめっ気を見せつつ「はい」と答えたという。
「甲子園の大舞台での経験があるとはいえ、凄く緊張すると思う。対戦経験がない相手とやるのだし、持ち味であるストレートを大事に、思い切ってやってほしい。広島は3連覇しているチームで、打線が良い上にスキのない野球をしてくる。投げること以外の部分でも感じることがあるはず。(吉田は)黙々と自分のやるべきことをやるタイプなのかな。高卒新人では珍しい。周りの評価が高くても、その重圧をはねのけるくらいの練習をしていると思う」
■「普通に100球は投げられる」
一軍昇格が決まった日、巨人戦でジャイアンツ球場に遠征していた荒木二軍監督は、電話越しに「今まで通りのことをやってこい」と伝えた。「速球の質、スピード、切れだけなら十分、一軍投手に対抗できる。ただ、制球や打者との駆け引きなどはまだまだ。こっちでやってきたことを出してくれればいい。一軍はこれまで以上の緊張感があるし、注目されることでこれまで以上のものを見せてくれるかもしれない。登板が1日だけだったとしても、その後ローテに入るとしても、速球で簡単にファウルや空振りは取れない。自分の今の立ち位置はどこなのか、これからどうやっていけばこの世界で生きていけるのか、投球を通じて感じてくれたらと思います」