南米選手権はネット独占に…日本代表戦TV中継ナシの大誤算
森保監督に「東京五輪世代の22歳以下の選手に南米のガチンコ勝負の経験を積ませたい」思惑があったからだが、今回招集された23選手中、初代表の22歳以下選手が13人も含まれており、ベネズエラのドゥダメル監督に「若い選手を多く連れてきた日本は大会の重要性を軽視している」と批判されたが、主力抜きのメンバー構成も日本の各テレビ局の腰が引けてしまった理由になった。
もともと、DAZNの運営会社であるパフォーム・グループ(イングランド)は、コパを主催している南米サッカー連盟(CONMEBOL=本部パラグアイ)と南米各国リーグの放送などで太いパイプがあり、早い段階で「コパはDAZNが独占配信する」という話が流れていた。
それでも民放かNHKのBSが「せめて日本戦くらいは放送するだろう」ともっぱらだった。
しかしフタを開けてみると――。テレビ局は18歳の久保に振り回された揚げ句、大局を見誤った。久保も罪作りな男である。