巨人ゲレーロが満塁弾でチーム救う 来季へ向け“就活”開始
巨人が本塁打攻勢で連敗を4で止めた。
28日の阪神戦。1点を追う初回にアレックス・ゲレーロ(32)の9号満塁弾などで一挙7点を奪った。前日は14年ぶりとなる18残塁の大拙攻で敗れたが、ゲレーロの来日初の満塁本塁打が、打者11人で6安打7得点の呼び水となった。
走者がいると打てない――。本塁打王となった中日時代の2017年は、35本のうちソロが22本。昨季は15本中ソロが11本。他球団からは「ソローロ」「ミスターソロ」などと揶揄されるが、豪快な満塁弾で連敗中の重苦しいムードを吹き飛ばした。ゲレーロは「満塁のチャンスでいいコンタクトができた」と喜べば、原監督は「そうそうある点差ではない。やはりゲレーロのホームランが大きかった。このところいい結果が出ている。いい役割を果たしてくれている」と目を細めた。
それでも、打率.227、22打点、9本塁打。2年契約2年目、年俸3億円の助っ人の成績にしては、物足りないもいいところだ。実際、二軍から26日に上がったばかり。この成績では来季の契約延長は難しい状況だ。