巨人ゲレーロが満塁弾でチーム救う 来季へ向け“就活”開始
「来日1年目は中日で本塁打王になったし、巨人に移籍して2年総額8億円といわれる大型契約を結んだ。メジャーではこんな厚遇ないだろうし、本人は待遇のいい日本が気に入っている。巨人ではムリでも、来年以降も日本球界に残りたいだけにモチベーションは高そうです」(チーム関係者)
巨人を出た選手がプレッシャーから解放され、他球団移籍後に活躍するケースは多い。
現DeNAのロペスは、13、14年に巨人に在籍。14年は貧打に喘いだチームの中で最多の22本塁打を放ったが、打率は.243で自由契約となった。その後、DeNAで17年に打点王、最多安打のタイトルを獲得。今季は前日まで連勝が続いたDeNAの後半戦の9勝中、6度の勝利打点を叩き出し、今では4番を務めている。
16年オフにトレードで日本ハムに移籍した大田は、新天地でブレーク。今や3割近い打率を残し(28日現在.296)、巨人ではかなわなかった外野のレギュラーの一角を掴んでいる。
「ゲレーロは二軍では.358と高打率。昨年、高橋由伸前監督との面談を拒否したことで問題児のイメージが付きまとうが、首脳陣がしっかりコミュニケーションを取りさえすれば、二軍でも若い連中と一緒になってバットを振るし、野球に関してはマジメ。本人もその辺は勘違いされたくないみたいです」(前出の関係者)
これからチーム内外へのアピールが始まる。他球団は注意が必要だ。