サニブラウンのライバルがドーピング違反で2年間資格停止
東京五輪陸上男子100メートルの優勝候補が、スタート位置にすら立てないという。
2017年世界選手権(ロンドン)銀メダルのクリスチャン・コールマン(23=米国)が、ドーピング違反による2年間の資格停止処分を科され、今年の世界選手権(9月=ドーハ)、来年の東京五輪に出場できない可能性があるというのだ。
AP通信によれば、コールマンはドーピング検査の一種である居場所情報の開示を1年間で3度怠った。
米国反ドーピング機関(USADA)から、悪質な検査逃れと判断され、禁止薬物使用と同等の扱いを受けたとみられる。
コールマンは100メートル9秒79の自己ベストを持ち、6月のダイヤモンドリーグ第7戦(米カリフォルニア州)では今季世界最高の9秒81をマークした。
トップスプリンターの自滅は、日本記録(9秒97)保持者サニブラウンに追い風か。