浅井咲希で今季6人目 渋野の全英Vで勢い増す“黄金世代”
【CATLadies】最終日
浅井咲希(21)は最終18番で60センチのパーパットがカップに蹴られ、1.5メートルもオーバー。このボギーパットを外せば前週優勝の穴井詩(31)とのプレーオフだったが、冷静に沈めて通算10アンダーで逃げ切り初V。勝みなみから「何してんのよ、最後は」と皮肉とともに祝福された。
浅井は1998年生まれの、いわゆる“黄金世代”の一人。
この世代の今季優勝は6人目(河本結、原英莉花、小祝さくら、浅井の各1勝、勝、渋野日向子が各2勝)。先月には1つ年下の稲見萌寧も19歳で初優勝を挙げている。
国内の女子プロトーナメントはここまで25試合を消化。外国人が勝った7大会を除いた18試合のうち、半分は20歳前後の選手が制し、30歳以上の勝利は上田桃子(33=2勝)と穴井の2人だけだ。
“黄金世代”といえば、米女子ツアーで3勝している畑岡奈紗が「筆頭」だったが、渋野が全英女子オープンに優勝したことでその座を譲った。
実質プロ1年目の渋野が、初の海外遠征でいきなりメジャーで優勝したことに最も衝撃を受けたのは同世代の選手たちだ。今後も勢いを増すに違いない。