履正社4番井上がプロ志望表明も…上位指名が望み薄な理由
パ・リーグのスカウトもこう話す。
「パワーがあってコンパクトに振れる。タイプでいえば、ポジションは違うが、巨人の岡本のような感じ。ただ、バッティングはチームの方針もあるのか、左方向への引っ張りばかりという印象がある。木のバットへの対応に苦労するタイプ。飛ばす力はあるので、伸びしろはあると思いますが……。もっと広角に打ち分ける技術がないと、プロでは打率が上がっていかない。肩に関しては強いですが、甲子園で見たとき全力で走らなかったところが気になった。守備は外野なので、球団によって使い方が難しくなるところもあるでしょう。内野ができればと思いますが、高校でも内野をやらせていない。センスに疑問符がつきます」
もっとも、ドラフトの順位はプロ入り後の成否を決定づけるものではない。下位指名から這い上がればいい。