現役希望の中日マツザカへ マツザキは言いたいことがある
「言い換えるってことは、同じことっすか?」
いいや違う、現役引退と第二の人生は!(同じだ)。しかし! キミはオレと違って、38歳にして一生寝て暮らすカネを儲けた。それを元手にやることは山ほどあろう?
なにをやる? まあ野球教室全国行脚とか、地方球団の投手コーチとかボランティアでやりつつ、そうだな……。
四方の壁に有名野球選手の色紙を張り巡らした焼き肉チェーン「松坂牛大輔」。あるいは、同様に色紙を張り巡らした、居酒屋チェーン「大ちゃん酒場」トカ、横浜を皮切りに全国展開する……。
同業他社に勝ち抜く算段はたやすかろう、往年のキミを知るファンの聖地にするのだ。チョイチョイでいいからカウンターに立って客に「いらっしゃい。はいカウンター3番さん大ちゃん内角高めハイボール!」と叫ぶと奥で「スットライ~ク!」。威勢よく太鼓がドンドンと鳴りゃ客は随喜の涙を流す(かもしれん)。
「みんなやってます」
そうか……。
なあ大ちゃん、いくらつぶしがきかんからといって、バッジだけは着けるな。有権者は1期でつぶしにくる。それにバッジは、キミのような純粋培養された選手の第二の人生には、ばっちい。